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2008年04月07日

介護調査を装った窃盗事件。90歳代男性が100万円盗まれる

介護調査を装い盗み(読売新聞)
北九州市は2日、同市小倉北区の一人暮らしの90歳代男性が、介護保険の認定調査員を名乗る女から100万円を盗まれたとして、福岡県警小倉北署に被害届を出したと発表した。


このような明らかな盗みの手口は珍しいのかもしれないが、悪質商法を中心に高齢者を狙った犯罪は絶えることがない。
国民生活センターの調査によると、高齢者からの相談件数が増加傾向にあるという。
2007年度  16,324件(前年同期 23,127件)
2006年度  133,542件
2005年度  139,211件
2004年度  129,392件
2003年度  99,033件
2002年度  76,576件
2001年度  56,915件


国民生活センターでは「見守り情報」というメールマガジンを配信している。悪質商法など具体的事例が掲載されているので、高齢者の家族や専門職の方は是非購読してはいかがだろう。
見守り情報(国民生活センター)

2008年03月10日

悪質な訪問販売への規制を強化 今夏ごろを予定

社説:悪質商法対策 だましの手封じ込めを(信濃毎日新聞)

毎月の支払いは安くなるからと、強引にクレジット契約を結ばせるケースが少なくない。1人暮らしのお年寄りに、何10枚もの布団を売り付けた事例もある。
 こういった悪質商法を規制するための法改正が進んでいる。訪問販売や電話勧誘などを規制する特定商取引法と、クレジット取引に関する割賦販売法の改正案が決まり、国会で審議される。

さて、当ブログでも度々取り上げている、高齢者、特に認知症高齢者を狙った悪質な訪問販売と同じく悪質な消費者金融が規制される見込みだ。
特定商取引法:改正案を閣議決定 09年夏ごろ施行(毎日.jp)

政府は7日、訪問販売などで悪質商法を取り締まる特定商取引法と、分割払いのルールを定めた割賦販売法の改正案を閣議決定した。特定商取引法では、訪問販売と電話勧誘販売で契約後に一定期間なら無条件で解約できる「クーリングオフ」を原則、全商品・サービスに拡大する。09年夏ごろの施行を目指す。

とにかく、悪質業者と消費者金融の組み合わせが最悪だ。
事情を飲み込めない独居高齢者などを狙って、超高額な商品を売りたり、高額なリフォームをする手口が流行っている。

記事にもあるが、訪問販売だけではなく、店頭でのクーリングオフも強化してもらいたい。知人の家族(高齢者)が、布団屋で超高額な毛布を半ば強引に買わされたという話を聞いたことがある。

訪問販売や店頭販売など、販売手法に関わらず消費者を保護してもらいたいものだ。

2008年01月17日

話題のキーワード「市民後見人」

成年後見制度 新しいサポーター 「市民後見人」養成始まる(西日本新聞)


 高連協による養成で実際に活動している市民後見人はまだいないが、08年2月にはNPO法人の第1号が東京都品川区に誕生する予定。広島や福岡でも設立準備が進んでおり、最終的には20万人規模が目標だ。

今月4日にも、神奈川新聞の市民後見人に関する記事を取り上げた。
成年後見制度普及の切り札か?市民後見人(日本介護新聞)

まだ“実戦”に投入されている市民後見人はいないというが、各地で受講講座が開催されており、今年・来年にはかなり人員は増加するはずだ。

読売新聞では市民後見人について、昨年から何度か取り上げている。
興味のある方は一読を。
市民後見人に関心を(読売新聞)
市民後見人(読売新聞)

これらの記事を読むかぎり、成年後見制度の普及拡大と同時に、高齢者の生きがいづくりとしての役割も期待されていることがわかる。

2008年01月04日

成年後見制度普及の切り札か?市民後見人

「市民後見人」第1期生7人が研修に奮闘/横須賀(神奈川新聞)

業務ではお年寄りらの財産管理が伴うため、選任する家裁にとっては「責任が担保できるか」との不安も。このため、市では、多額な金銭が絡む件については弁護士らに、日常生活の見守りは市民にと、後見人の役割を分担することで家裁の信用力を高め、市民後見人の選任を目指したいという。

wikiによると、成年後見人の約7割が家族で、約2割が弁護士など職業後見人が担っているそうだ。しかし、真に成年後見人が必要なのは、家族にも頼れなければ、弁護士を雇う余裕のない高齢者たちだ。
半ばボランティアに近い市民後見人が質量的に充実してくるのならば、大いに活躍できるのではないだろうか。

2007年09月01日

高齢者を狙った悪質商法を防ぐための消費者力

悪質商法、架空請求…相次ぐトラブル 今こそ「消費者力」を(神戸新聞)

日本消費者協会(東京)主催による一般向けの「消費者力検定(消費生活能力検定試験)」が注目を集めている。四年前にスタートし、消費生活の知識を問う、年に一度の検定に挑戦する人は年々増加。悪質商法や架空請求など相次ぐ消費者トラブルを背景に、企業や学校、福祉関係者らさまざまな分野に広がりを見せている。

高齢者、特に認知症高齢者をつけ狙った悪質商法が後を絶たない。
卑劣な不当リフォーム契約は社会問題にもなった。

それを防ぐための“知識”部分を補強するための検定だそうだ。
こうした詐欺まがいの事件について、高齢者やその家族から問い合わせがあった場合の窓口は主に市区町村の担当課窓口。介護保険や保健福祉担当課だ。その窓口職員が必ずしも消費者問題に詳しいわけではない(むしろ詳しくない)。
そこで、こうした検定ニーズが増えているのだそうだ。
消費者力検定(日本消費者協会)


雑多ある検定関係のなかでも、実践的な知識が身に付けられるという点で有用ではないだろうか。

2007年01月04日

成年後見制度を親族が悪用

適格性の厳格な審査を 成年後見制度(西日本新聞)
成年後見人の立場を悪用して、本人の財産を勝手に処分したり、着服したりする事件が発生しているからだ。具体的には、悪徳リフォーム業者が認知症のお年寄りの後見人になって高額の契約を結んだり、親族の後見人が金銭を着服するなどの事例が報告されている。

詳細はぜひ記事を読んでいただきたいのだが、今回のように親族が書類を偽装したために事件は発覚したものの、書類に不備はない親族が高齢者の意思に反した預貯金の使い方をするケースもあるだろう。
悪徳リフォーム業者やら悪徳貸金業者などが後見人となり、高齢者の預金などを着服するという事件は家裁が厳正な審査をして防ぐしかない。
というか、そもそもそんな事件が起きている時点で法律の「盲点」ではなく、きわめて技術的な「欠陥」なのだと思う。

ただ、後見人が家族だった場合の、何をもって「着服」とするのかという点は法律やスキームを強化・構築することで見つけ出すことができるのかはかなり疑問。

また、この西日本新聞の記事では、高齢者の預金を着服した男性が逮捕されたと書かれているが、あくまで書類偽造が直接の逮捕の原因だったのではないか。そのあたりが明確に書かれていないで、法的な問題が明らかにされない(つまり正当な書類を出していても、正当な理由がないまま預金を下ろしたために逮捕されたのか)。ただ、成年後見人等に与えられる代理権の範囲は、財産に関するすべての法律行為と定められている。つまり、親族の後見人が高齢者の財産をどのように使おうが問題ないのではないだろうか。


先に「高齢者の意思」と書いたが、認知症高齢者の意思を客観的立場から確認することは不可能だ。たとえば親族が高齢者の預金で新車を購入したとしても、それは「高齢者が買っていいと言っていた」といえば済む。そもそも、そんな理由を誰かに弁明する必要性もない。


記事では司法に対し、次のような対策を求めている。
 信頼関係から成り立つ親族後見だけに、家裁の審査が甘くなりがちだという専門家の指摘もある。後見人としての資質や倫理性など、厳格に適格性を審査することが不可欠だ。(中略)制度の重要な鍵を握るのが後見人である。権限の乱用を防ぐためには、家裁も県境を超えた連携が不可欠だ。さらに専門機関をつくって、相互に活動をチェックする体制も整備したい。

親族後見という、手がけるにはあまりに大きなテーマに取り掛かる前に、悪徳リフォーム業者などの後見人申請を弾けるようなチェック体制が必要だと思うのだが。
というのは、認知症高齢者の後見人になることを重荷に感じる親族もいるはず。そうした親族に対し、あまりに厳正な審査を設けるならば、そもそも制度を利用しよう、という人たちが減少する危険性だってある。

この制度、介護保険制度と車の両輪として高齢者を守っていく重要なもののはず。しかし、どこかが本腰を入れないためか、制度としてあまりに未熟だと思う。

2006年09月21日

リフォーム業界が悪質業者名を公開

<悪質リフォーム>業界団体がネットで業者名公表決める(毎日新聞)
協会によると、消費生活センターや協会などに繰り返し苦情や被害が報告された業者に対し、協会が業務改善を申し入れ、一定期間たっても応じない場合、HPと刊行物に業者名を掲載する。また、協会の調査で顧客の信用獲得を狙って1級建築士の名義を借りて営業する業者が判明すれば同様の方法で公表する。

ご存知のとおり、認知症高齢者などを食い物にした悪質リフォームが絶えない。しかもそこに消費者金融などがからむと本当に地獄。
その状態に業を煮やした業界団体が、悪質リフォーム業者の業者名をネットで公開することにしたという。

自浄力はどれだけ働くか。期待をこめつつ、今後を見守りたい。

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2006年08月16日

認知症高齢者がアイフルを提訴

久留米市の認知症女性、アイフルを提訴…自宅に抵当権設定(読売新聞)
消費者金融大手のアイフル(京都市)の社員から内容を理解できないのに自宅に抵当権を設定されたとして、福岡県久留米市の認知症の女性(88)が16日、同社を相手取り、抵当権の登記抹消と慰謝料など300万円の支払いを求める訴訟を福岡地裁に起こした。

高齢者、特に認知症高齢者を食い物にした金銭トラブルが後を絶たない。
当ブログでも、高齢者等の金銭トラブル/成年後見制度というカテゴリを設けているほど。アイフルと悪質リフォーム業者のコンビプレイwが問題になった事件は記憶に新しい。

まずは、この事件に関する続報を待ちたい。
今後もこうしたアイフルなどの消費者金融が認知症高齢者を食い物にしたような問題が続出するだろう。随時、クリッピングしていく。

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2006年06月03日

埼玉の悪質リフォーム業者、書類送検へ

元営業担当を書類送検 富士見の認知症姉妹宅で初 リフォーム被害(埼玉新聞)
 富士見市の認知症を抱える姉妹が高額の悪質リフォーム被害を受けた問題で、県警生活環境二課と東入間署は一日、特定商取引法違反(書面不備)の疑いで、三重県伊賀市、元住宅リフォーム業の男(48)をさいたま地検に書類送検した。

この事件をエントリーしてから約1年。ようやく書類送検に至った。
当然のことだけれど、いくら会社が悪質だからといっても、それに従えば社員も同罪だ。今後の事件の行方も追っていきたい。


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2005年11月28日

青森でも消費被害の半数以上が認知症高齢者

高齢者の消費被害、65%が認知症(東奥日報)
県内高齢者事業所の約三割が、訪問販売や住宅リフォームなどいわゆる消費被害を受けた高齢者と過去一年以内に接したことがある−。こんな実態が、県立保健大学の大和田猛教授と秋田看護福祉大学の工藤英明助手などの研究チームが行った調査で分かった。

都心部だけでなく、地方でも認知症高齢者が悪質な訪問販売の被害者になっていることがわかる。

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2005年10月16日

利用者の貯金を不正に引き出したヘルパー逮捕

介護先のキャッシュカードで不正に現金引き出した男を逮捕(TKU)
今年6月、水俣市で男の介護士が訪問介護先の女性(80)から預かったキャッシュカードで不正に現金20万円を引き出したとして12日、逮捕された

こうしたヘルパーによる犯罪行為が、最近よくマスコミを賑わすようになった。
以前からこうした事件が多かったのか、それともマスコミが多く取り上げるから「多く見える」のかは不明。

つい先日も同じような事件が取りざたされた。
介護保険利用者から1億円を詐取した元ヘルパー(日本介護新聞)

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2005年10月10日

介護保険利用者から1億円を詐取した元ヘルパー

訪問先の高齢者から4千万円詐取 容疑の元ヘルパー逮捕(朝日新聞)
被害女性は、00年9月に認知症と医師に診断された。「要介護2」で、外出時には付き添いが必要で、小原容疑者を頼り、預金通帳や印鑑などを預けていたという。


1億円超引き出しか 元ヘルパー事件(岩手日報)
ヘルパーが担当老人の預金詐欺(岩手放送)

ヘルパーの社会的信用を失墜させてしまいかねない事件だ。
断じて許されるべき行為ではない。

独居の被害者も、いくら寂しい、身近に頼れる人がいないからといってヘルパーに預金通帳や印鑑を預けてはいけない。容疑者が言葉巧みに預金通帳と印鑑を奪ったのだろうか。
特に高齢者は、お金が手元にない、ということをとても不安がる傾向にあるように思える。
そこを狙ったのだろうか。。

ヘルパーに通帳預ける 認知症の被害女性(朝日新聞)
04年8月ごろ、被害女性の長男が「ホームヘルパーが母名義の口座から多額の現金を引き出している」と盛岡東署に相談。同年12月に小原容疑者との契約を辞め、長男が被害女性を引き取ったという。

とはいえ、独居老人にとって、銀行などからお金を引き落とすというのはとても大変なこと。
家族に頼めればそれが一番だが、一人暮らしをしていることからも、家族に頼める状況ではなかったのかもしれない。そこへ容疑者が言葉巧みに被害者を騙したのだろうか。
本当に被害者はヘルパーを頼っていたのだろうか。おそらくそうだと思う。


いずれにしても、もし被害者が容疑者を信頼して、通帳を預けたいといってきても、ヘルパーは断じて断らなければならない。犯罪にいたるまでの経緯は知る由もないが、容疑者は預金通帳を預かる前から被害者のお金を引き出すことを狙っていたのではないか。

実は私の祖母も、信頼するヘルパーに、「私の代わりにお金を下ろしてきて欲しい」と頼んだことがあるようだ。当然、そのヘルパーはきっぱり断ったどころか、怒られたという。

本当は家族がまめに高齢者の代わり、もしくは付き添って銀行などにいければよいのだが、現実的に厳しいのも事実。

容疑者を擁護するわけではない。この元ヘルパーは1億円という、普通ならしり込みするほどの莫大な金額を平気で詐取したのだ。常人のできる技ではない。
しかし、「この元ヘルパーが悪い!」という一言で片付けてよいものか。


以前から話題になっている悪質リフォーム事件などの犯罪を未然に防ぐための努力は、高齢者はもちろん、高齢者の家族や周りの人が積極的に行っていかなければならない。
独居老人を持つ家族やその周りの人は、高齢者の心身の健康の不調だけでなく、こうした犯罪行為にも気を配らなければならない時代なんだろう。

個人的な感想だが、こうした犯罪の被害者になる可能性が高いのは、要介護度1〜2の高齢者のような気がする。語弊のある言い方だが、かえって重度の要介護高齢者のほうがこうした犯罪行為のリスクは減少するように思える。
特に、認知症まで至っていないものの、その疑いが強い、グレーゾーンの高齢者が危ない。


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2005年10月04日

認知症女性らが、アイフルや悪質リフォーム業者を提訴

昨日エントリした、悪徳業者、アイフルとグルで認知症高齢者を食い物に!?関連の続報だ。

認知症女性宅を担保、リフォーム業者とアイフルを提訴(読売新聞)
女性は昨年12月に「中程度の認知症」と診断され、今年8月、大阪家裁で成年後見開始決定を受けた。「当時すでに認知症で意思能力がなかったのに、年金暮らしの財産状況に明らかにそぐわない契約を結ばされた」と主張している。
(中略)
アイフル広報部の話「社員が女性の自宅に行き、契約内容を説明して意思確認しており、問題はなかったと判断している」


アイフルや悪質リフォーム業者を提訴 認知症女性(朝日新聞)
アイフル被害対策全国会議のメンバーは同日、女性に対する行為は準詐欺罪に該当するとして、近畿財務局にアイフルの登録取り消しを求める処分申立書を出した。




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2005年10月02日

悪徳業者、アイフルとグルで認知症高齢者を食い物に!?

悪質リフォーム業者、認知症女性宅担保にアイフルと契約(朝日新聞)
大阪府泉南市のリフォーム業者が同府内に住む認知症(痴呆(ちほう)症)の女性(75)の自宅に相場より高額な外壁工事などを施したうえ、女性宅と土地を担保に消費者金融大手「アイフル」(京都市)から金を借り入れる契約を結んだとして、女性側が業者とアイフルの社員らを相手取り、抵当権の抹消や慰謝料など計約500万円の支払いを求める訴訟を近く大阪地裁に起こす。

さらに業者は04年9月、アイフルと借り入れ限度額300万円の賃借契約を締結。その際、女性に連帯保証と自宅、土地を抵当に入れる契約書に署名、捺印(なついん)させた。契約の場には、アイフルの担当社員も立ち会っていたとしている

この記事内容が本当だったのなら、悪質すぎる。

ここ数年の不況もあり、雑誌やテレビの広告は消費者金融や先物取引で埋められている。
かわいらしい動物やアイドルなどを多様した広告は若者を中心に爆発的な人気を得た。しかし、消費者金融がやっていることといえば、こうした違法まがいのこと。





余談だが、朝日新聞は武富士から裏金みたいなものをもらっていたな。
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/04/post_a04a.html



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2005年08月13日

悪質リフォーム業者、初の業務停止命令

悪質リフォーム初の業務停止命令(中国新聞)
長いが引用する。
経済産業省は十二日、一人暮らしのお年寄りを狙って耐震補強用の器具などを売りつけていた広島市中区西白島町の住宅リフォーム訪問販売業者、西日本基礎(瀬尾千秋社長)に対し、特定商取引法違反(不実告知、勧誘目的等不明示、迷惑勧誘)を認定して業務停止六カ月を命じた、と発表した。住宅リフォームの訪問販売業者に対する同法違反による業務停止処分は全国で初めて。


さらに、中国経済産業局は
改善が見られなければ広島県警に告発を検討する

と警告。
つまり、詐欺罪などの刑事告発の可能性もあるということだ。

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成年後見制度、いい加減整備してよ

認知症の高齢者 財産守れ(読売新聞)
成年後見制度を活用する取り組みが、施行後5年を経て、全国の自治体でようやく本格化する気配をみせている。悪質商法が広がる中、高齢者の人権や財産を守る安全網への期待が、先進事例からうかがえる。

おせーよ、ぼけ。
そもそも、悪質商法が広がらないようにできたのが同法だろう。


以前から繰り返し指摘しているように、役人が無知だったりやる気がなかったために法律の利用が促進されない。
 「役所の窓口で相談しようとしても、成年後見制度に無知な担当者が少なくない」と、社会福祉士の田村満子さん(大阪市)は指摘する。4親等の存在確認が必要など手続きが煩雑だったこともあるが、制度自体への関心もまだ低い。市町村の申立件数は、2004年度でわずか509件。前年度の437件に比べて増えているものの、全体の約3%にすぎない。

役人が勉強しているか、していないか。熱心か熱心ではないかで、高齢者の財産などが盗まれるどうかが決まるという事実に、激しい怒りを感じる。




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2005年07月28日

ヘルパーや民生委員の「活用」で高齢者詐欺を減らせる?

悪質リフォーム被害防止へ介護ヘルパーらを活用(日経新聞)
訪問販売によるリフォーム工事トラブルの被害防止策として、介護ヘルパーや民生委員の役割が注目されている。政府は8月から、ヘルパーらを対象とした消費者問題講座を全国各地で開催。トラブル防止策や相談先などのリーフレットの配布も依頼する。

どうだろう、これ。
民生委員の役割が注目されているって……。本来業務じゃないの?
っていうか形骸化した民生委員制度を存続させたいのなら、ここで踏ん張らないとねえ。

さてさて、介護ヘルパーの「活用」ってのはどうでしょうか。
ヘルパーは「仕事」で高齢者宅を訪問しているのだから、こうしたプラスアルファ的な活動をお願いするというのは人情的にはわかるけれど、ヘルパーからすれば正直、負担が大きいのではないだろか。

もちろん、「仕事以外のことはできません」というヘルパーはいないだろうが、実際、そうした詐欺に近い行為に目を光らせるというのも難しい気がする。

まあ、高齢者を詐欺行為から守るためのひとつの手段にはなるだろう。
しかし、「ついでにお願いします」みたいなあいまいなことをさせるのなら、きちんと報酬なり手当てをつけたりすればいい。

こういうところに、役所的な(かつての福祉施策)おしつけの体質を感じてしまう。

本気で高齢者の詐欺被害をなくしたいのなら、ヒトやカネを使わなきゃいかんよ。


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2005年06月22日

リフォーム詐欺対策、業界団体が内規改訂

認知症わかれば解約も 訪問販売協会が内規改訂へ(朝日新聞)
悪質な訪問リフォームが問題化していることから、社団法人「日本訪問販売協会」(訪販協)は契約の相手が認知症(痴呆(ちほう)症)などで理解力が十分ではないと後でわかった場合、クーリングオフの期間後でも積極的に解約に応じることなどを検討している。

まあ、「そんな悪徳業者と一緒にされちゃかなわんよ」ということであり、せめて「多少でも自浄能力を示したい」というわけか。

しかし、しかしながら、もともと詐欺まがいのリフォームをするような業者がこの手の団体に入っているわけはないし、実際記事にも、
訪販協によると、訪問販売の売り上げは全国で年間3兆円弱。8割は訪販協の会員企業が占める。しかし、企業数では訪販協に属していない業者が圧倒的に多く、訪問リフォームを手がけている業者は全国で数万と言われている。

と書かれている。


こうした詐欺事件で恐ろしいのが、「のどもと過ぎればなんとやら」ではないが、なんとなく社会的に詐欺の手口が認知され、それイコール「安全になった」と誤解することだ。
依然として、悪徳業者による被害は減らないし、まだまだ表面化していない事件も多いだろう。
団体による「悪徳業者締め出し」は歓迎しつつも、まだまだ現状油断してはならないのだ。


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2005年06月12日

精神障害者にも成年後見制度適用へ

成年後見制度:精神障害者も支援対象 厚労省近く通知(毎日新聞)
身寄りのない高齢者らを権利侵害から守るための「成年後見制度利用支援事業」について、厚生労働省は、認知症の高齢者や知的障害者に限ってきた対象を精神障害者にも広げることを決めた。来年度内に実施、近く市町村に通知する。制度のはざまに落ち込んだ権利擁護の網を広げる。

とにもかくにも、あとは運用者の力量次第ってことで。


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2005年06月05日

高齢者を守るため、成年後見制度を改正


認知症高齢者を狙った詐欺事件が続発するなか、成年後見制度の見直しが始まった。

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2005年05月29日

高齢者狙った「点検商法」がとにかく話題だ

点検商法の相談増加 高齢者にはサポート必要(下野新聞)
訪問販売のトラブルなど高齢者からの消費者相談が増加傾向にあることが、二十八日までの県消費生活センターのまとめで分かった。特に最近はリフォーム業者による「点検商法」の相談が目立つ。

で、肝心のサポートだが、どうやら「周囲の人の呼びかけ」なのだそうだ。

笑わせないでほしい。隣人との関係が希薄な現代だからこそ、こういった問題が起きるのではないか。それを前提にしないと意味がないんじゃないかな。もし私がこのテーマで記事を書くなら、1.希薄な隣人関係をどうしたら強固なものにできるか(という具体策) 2.隣人関係以外での「点検商法」への対策 など。


お決まりのことばかり書いていては、ちっとも読者に役立たないし、かえって読者の気を緩めることにもなりかねない。

地方記者とはいえ、その地方における情報発信の柱なのだから、もっと身を入れて記事を書いてほしいものだ。

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2005年05月21日

【必読?】悪質リフォームを防ぐにはどうすれば?

毎日新聞が、高齢者宅への悪質なリフォーム工事をテーマにミニ連載している。
傾向と対策をまとめたい。続きを読む

2005年05月15日

知的障害につけこみ、悪質リフォーム工事で提訴

以前、「認知症の老姉妹、訪問業者の食い物に 成年後見制度は?」でも紹介したが、判断能力が低下している高齢者等の過剰なリフォーム工事が社会問題化している。

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京都でも高齢者宅を勝手にリフォーム工事:被害680万円

高齢者宅を狙った、悪質なリフォーム工事の被害は全国に広がっているようだ。

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2005年05月07日

認知症姉妹の1570万円を勝手に下ろした「隣人」に全額返済命令

ほんと、隣人ほど恐ろしいものはない時代なのだ。

続きを読む

2005年05月05日

認知症の老姉妹、訪問業者の食い物に 成年後見制度は?

認知症と診断されるほどのハイリスクな高齢者を、どうして保健師などが把握していなかったのか。

今回の詐欺ともいえる事件を通して、改めて「成年後見制度」の力のなさを考えさせられる。



続きを読む

2005年05月03日

成年後見制度、イマイチ広まらない理由は?

【転ばぬ先に】中山二基子(3)悪質業者のワナ後見人が解決(読売新聞)
実は昨年、アヤメさんの認知症(痴呆(ちほう))に気づいた保健師が、甥(おい)に成年後見制度の利用を勧めた。甥は、「大丈夫ですよ」と関心を示さなかったが、今回、通帳を見て驚き、制度の必要性を痛感したようだ。

介護保険に比べて、成年後見制度は対象者数も少ないからか、イマイチ認知度が低いように思える。

それを裏付けるニュース。
成年後見制支援:自治体8割利用せず 都道府県格差大きく(毎日新聞)
身寄りのない高齢者や知的障害者を権利侵害から守るための「成年後見制度利用支援事業」が、全国の自治体の2割弱でしか利用されていないことが分かった。1町しか利用実績のない秋田県から、約8割の自治体が利用している大阪府まで、都道府県による格差も大きい。(中略)
各自治体や厚生労働省などによると、昨年4月時点で利用が最も少なかったのは、県内69市町村中1町の秋田県(1.4%)で、岡山県(2.6%)、宮城県(4.3%)と続いた。多かったのは44市町村中35市町村の大阪府(79.5%)や神奈川県(56.8%)、東京都(53.2%)など。

以前も書いたと思うが、行政担当者自体、成年後見制度を理解していない・知らない。関東の某市介護保険担当者曰く、「成年後見制度は行政側も市民側も使いにくい制度なんですよ」なのだとか。
思うに、成年後見制度はゼニの話がからむため、安易に第三者が口出せない事情もあるのでは。
高齢者のことを思ってのことが必ずしも家族のメリットになるわけではない。
そのあたりも、制度普及の壁になっているのかもしれない。


成年後見制度(法務省)
成年後見制度について(日本司法書士会連合会)


任意後見制度も知っておきたい。
日本FP協会