「不正な介護報酬」初の減少(読売新聞)不正やミスによって介護報酬を請求した介護サービス提供事業所に対し、市町村が2005年度に返還を求めた額は45億200万円(罰金加算含む)で、初の減少となったことが2日、厚生労働省のまとめでわかった。
ようやく、というか今まで不正受給は増加しっぱなしだったことが驚き。
ちなみに、介護報酬の返還を命ぜられた事業者数は4113。
金額は多少減少しているものの、件数自体はほとんど減っていないという。また、不正の手口は巧妙化しているという。
05年度の介護報酬、43億円返還請求・不正受給で(日経新聞)ただ、事業者指定を取り消された事業者数は増えている。行政にはよりいっそう厳しい監視を求めたい。
というエントリをまとめていたら、8月にも1件、介護報酬の不正受給について報道されている。
介護報酬不正受給で つむぎの家事業廃止届(デイリー東北)八戸市大久保で「グループホームつむぎの家」を運営するサン・シティー八戸(澤向裕子社長)が、介護支援専門員が勤務していると装い、不正に介護報酬を受け取っていたことが一日、分かった。同法人は介護支援事業者の指定取り消し処分を受ける直前の先月末、自主的に廃業した。市は加算分も含めた約百十万円を返還させる方針。青森県によると、悪質な不正受給は県内で二例目。専門員の名義貸しの疑いもあり、県も実態調査に乗り出す方針だ。
指定取り消しの直前に自主廃業するあたりも、なんだかセコい。まあ、手口はここ数年ですっかり“一般化”しており、当ブログでもたびたび取り上げているもの。
五、六月に計三回、実地指導を実施したが、いずれも専門員は不在で、同法人は「休んでいる」と説明。その後、市は専門員が医療機関に勤務しているのを把握。六月二十八日の監査で、同法人は初めて勤務実体がないことを認めた。
言い逃れの弁も稚拙で呆れる。
と、ここまでエントリしてニュースを調べているとこんな報道が。
介護報酬返還件数が最多 岡山県(中国新聞)
二〇〇五年度に岡山県内の介護保険事業者が不正に介護報酬を請求し、県の指導監査を受け市町村に返還した件数は過去最多の五百七十二件だった。前年度に比べ倍増している。集計した県は「監査、指導体制の強化が件数増につながった」とみている
児童虐待防止法施行後に、児童虐待通報件数が激増したのと同じく、不正受給件数が増えたのは、監視体制が強化したからという考え。いかがだろう。