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2008年03月05日

ゲートボール以上に深刻なのは老人クラブでは?

ゲートボール改めリレーション 「高齢者」イメージ払拭へ(MSN産経ニュース)

日本ゲートボール連合が、2人制・3人制の競技から「ゲートボール」の名を外す方針を決めた。高齢者スポーツ、というイメージが敬遠され、競技人口が大幅に減っているため。

たしかにゲートボール=高齢者というイメージはぬぐいがたいものがある。ドラマやCMなどでも、元気な高齢者というと大抵散歩しているかゲートボールしている(笑)。

そんなゲートボール以上に深刻なのが、老人クラブではないだろうか。
地域の老人クラブが衰退(日本介護新聞)

衰退したとはいえ、ものすごい組織票。。眠れる獅子とでも言おうか……


過渡期迎えた老人クラブ(四国新聞)

城会長は「閉鎖的だと言われがち。気軽に参加しやすい行事を増やし、開かれたクラブになるよう、啓発運動に力を入れたい」と意気込む。前期高齢者といわれる世代の心をつかむ、試行錯誤の取り組みが続く。

ゲートボールにせよ、老人クラブにせよ、名称からイメージするネガティブな印象以上に、見聞きする閉鎖的な雰囲気が苦手だと思う人が多いのではないだろうか。
風通しのよさをPRしないことには、団塊の世代は動かないような気もするがさてどうだろう。

都道府県格差が大きすぎる?認知症サポーター制度。

思いやりのある「認知症サポーター」に 栗島中と江南中で養成講座(足立よみうり新聞)

「高齢者施設で認知症の人と接したことはありますが、詳しい症状については初めて知り、驚くことが多かったです。思いやりをもって接することの大切さを学びました」と話す。

中学生を対象とした認知症サポーター養成講座というのは珍しいのだろうか。
介護にせよ認知症にせよ、その普及の鍵になるのはやはり、教育だと思う。それはどんなテーマでも同じだとは思うが。

さて、この認知症サポーター制度、実際のところどの程度普及・養成されているのだろうか。
公式HPによると、平成19年9月時点で27万2123人いるという。
目標が100万人というから現状、達成率は約27%だ。
そしてサポーター数の多い上位5都県は次のとおり。
岩手県14,059人、静岡県13,414人、千葉県13,267人、東京都12,170人、北海道12,498人(PDFファイル参照)。高齢者人口比などはリンク先のファイルを見ていただきたい。

そしてなんと、サポーターが0人の県もあるのだ。
それは岡山県、長崎県、宮崎県だ。

この差に愕然とした。データ回収時点での取り組みの遅れがあるとしても、この差はひどい。
しかし、岡山県は認知症サポーター2万人の養成を目指しているという(岡山県HP)。
2万人養成というのは、統計の後なのか前なのかはわからない。
また、上記の統計結果がいつの時点のものなのか不明慮だ(ファイルには10月10日、と書かれているが何年なのかがわからない)。

それにしても、この地域格差は大きすぎやしないだろうか。
ここまで差があるのだから、(1)初期の認定・養成方法が異なっていた(2)単純に取り組みが遅れた というのが原因だろうか。


介護・福祉の専門家が「介護保険は地方自治の試金石だ」と言っていたことを思い出した。
裏を返せば、自治体の「自治能力」によって、地域格差が生じるのもやむをえないということだ。
それをそのまま、この認知症サポーター制度に当てはめてよいのかはわからないが、自治体によって結果がまるで異なるのも事実だ。

ともかく、最新の養成人数を知りたい……。

2007年11月11日

地域の老人クラブが衰退

「団塊」が敬遠 老人クラブ ピンチ 会員ピーク時から80万人減(西日本新聞)

日本最大のシニア団体「全国老人クラブ連合会」(全老連、会員数約805万人)が会員減に悩んでいる。1998年のピーク時から2006年までに80万人も減り、歯止めがかからない。同連合会は実態把握や団塊世代の取り込みに乗り出しているが、思ったほどの成果はない。

記事にもあるが、老人という響きはよくないし、活動内容も現代の「高齢者」にそぐわない気もする。
数年前から、地域力の減衰というものも叫ばれている。民生委員制度も事実上壊滅しているし、地域単位で活動する老人クラブも絶滅しかかっているとすると、実は本当に「老人」になったときにピンチになるのではないだろうか。

これはよくいわれることだが、女性に比べて男性は、自分の住んでいる場所でのネットワークが乏しい。会社は別の場所にあり、そこでの人脈は築けたものの、いざ定年退職して家で過ごすようになると、歩いて出会える人が少ないことに気がつく。
元気なうちはまだいい。趣味や仕事つながりの人とつながっていけるから。しかし、足腰は弱まって、外出もおっくうになったとき、大事なのは身近な人たちだ。
団塊の世代は、まだまだ元気だから、そんな地元でつるんで、ゲートボールなんかしたくないと思い、老人クラブを軽視するだろう。
しかし、ゲートボール云々の活動はさておき、そうした身近な組織は大事にしていったほうがいいと思う。

いっそのこと。名称をシニア出会いサークル(怪しい…)とかに変えて、活動も幅広いものに変えてしまえばどうだろう。

いや。その前にホームページを作り直したほうがいい。
全国老人クラブ連合会

2007年11月06日

親が元気なうちに老後について話し合おう

親が元気なうちに始めることがある(日経BP)

<離れて暮らす親のケア 10のチェックポイント>
即答できるポイントが多いほど遠距離介護がスムースです

1. 親がふだんつき合っている友人の名前を知っている
2. 実家のゴミの分別方法、ゴミ収集場所を知っている
3. 親はぐあいのわるいとき、困ったときに気軽に連絡してくる
4. 今後、親はどこでどのような暮らしをすることを望んでいるか知っている
5. 実家近所の風習には違和感なくなじめ、気軽に立ち話できる人がいる
6. 親の介護保険の認定の有無、介護度や、かかりつけの病院を知っている
7. 親はヘルパーなどのサービス利用に抵抗を感じないタイプだ
8. たびたび帰省しても自分の同居家族は困ったり、嫌な顔をしたりしない
9. きょうだいとは親の介護をうまく分担できると思う
10. どちらかといえば帰省は待ち遠しい

わたしは30代前半、両親は60代前半。そして住む場所は結構離れている。まさに記事にあるように、そろそろ介護をリアルに感じるシチュエーションになってきた(余談だが、両親は私がこうしたブログをやっていることを知らない。あ。知らないといえば、同僚や友人も知らないや)。

それで、この記事である。
ばりばり働くビジネスパーソンならば、リスクヘッジという視点で、親の介護については考えておくのがベター。なんていっておきながら、わたしもなんとなく話題にしてこなかった。
正月に話すのもあれだし、久しぶりにメールでもしてみよう。


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2007年10月04日

10月12日(金)、「東京の介護が危ない」都民フォーラム開催

10月12日(金)の14時〜16時半、東京都社会福祉協議会主催で都民フォーラム「東京の介護が危ない 深刻化する人材不足・どうなる老人ホーム」がなかのZERO大ホール(東京都中野区中野二丁目9番7号)で開催される。
参加費は無料。事前予約も不要とのこと。

介護保険を支える介護職員は、その仕事のハードさに対して待遇はよくない。要介護者が増加していくのに対し、介護労働人口は減少していくことが予想され、その現状と未来はかなり危機的だ。
特に、物価の高い東京都ではそのギャップは激しく、現場では危機感を募らせているという。

そこで、このイベントでは介護保険の土台であり、骨格である介護労働の現状と今後を語り合うという。

詳細はこちらを参照して欲しい。

2006年09月04日

犬が高齢者を癒す

セラピー犬、足りない 訪問で癒やし 高齢者施設に人気(北海道新聞)
犬との触れ合いで心身を癒やす「ドッグセラピー」の利用が道内でも広がり、高齢者施設などからの引き合いが急増。ドッグセラピーに取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)北海道ボランティアドッグの会(札幌市)では犬不足の事態に陥っている。同会は道内の愛犬家に、セラピー犬養成への協力を呼びかけている。

最近取り上げるニュースが暗いものばかりなので、たまにはこういったものを。

かなりの動物好きの私にとって、なんだかとてもうれしいニュース。
保健所などで処分されるのを待つしかない、捨て犬たちがこうした活動に参加できるといいなあと思うのだが。


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2006年05月29日

認知省患者の家族会が記念誌を発行

認知症患者の介護切々と 家族の会が記念誌刊行(京都新聞)
記念誌は、会報に掲載した会員の投稿を収録。子育てと認知症の母の介護をともに行う生活を切々とつづった文章などを通じて、社会的な介護制度の充実を訴えている。1000円。

私の実家にも軽度の認知症高齢者がいる。認知症高齢者の介護は、やった人にしかわからないハードさがある。物理的なハードさに加えて、心理面での負担が大きい。プロではない、家族介護者にとって、このつらさを共感できる人や書物の存在は大きいだろう。


社団法人 呆け老人をかかえる家族の会 京都府支部
http://www.alzheimer.or.jp/kyoto/

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2005年07月11日

家庭介護者の支援団体、続々登場

介護者の支援体制作りに取り組む(読売新聞)
「介護保険ができても、家族が一番の支え手であり、心身ともに大きな負担を強いられる状況は変わりません。責任感の強い人ほど、追いつめられて自分を見失うケースが多いんです」

いわゆる燃えつき症候群だろうか。
介護者、特に認知症高齢者の介護者は心身ともにかなりの負担がかかる。
実際、家族に要介護者を抱えてみないとわからないつらさがある。
おそらく、介護自体のつらさもさることながら、第三者にどう見られているか、という点が介護者にとってはかなり気になるところだろう。

自分の介護が足りないのか。
介護のやり方が悪いのか。
要介護者の言い分にはすべて聞かないといけないのか。などなど。

介護者一人で抱えていることも少なくない。
そして公的機関に相談したところで、
「無理しないでがんばってくださいね」と、かえってげんなりさせられるようなアドバイスを投げつけられる(私の母は実際、こうした言葉をもらった)。

介護保険がスタートし、だいぶ「横の連携」が図れるようになってきた。
つまり介護者同士のネットワークだ。

私も以前、この手の団体を取材したことがあるが、参加者が口をそろえて言うのが、
「自分のつらさをわかってくれる人に出会えたのが何よりうれしい」ということ。

日常生活や仕事で介護にかかわらない人には少々驚くべき事実かもしれない。
普段生活していてのつらいことや頭にくることは、気の置けない友人にぶちまけて解消するw。

しかし介護の場合、その愚痴が自分(介護者)の落ち度になりかねないと思っているだけに、なかなか第三者には打ち明けられないのだ。

その点、こうした団体は介護者の心身の健康をサポートするいい役割を担っている。

介護保険も、改めて考えてみると家庭介護者のサポートを拡充させるというのも重要なのではないかと思った。だからといって、現金給付には賛成しかねるけれど。。


今一番読まれている介護系ブログとは?

2005年03月26日

日本介護経営学会が発足

介護保険 日本介護経営学会が発足(社会保険旬報)
日本介護経営学会がこのほど発足し、14日に発起人総会が開催された。介護事業にかかわる経営学や経済学、社会福祉学、公衆衛生学など関連分野の総合的研究を進めるとともに、その成果を実務に応用していくことがねらい。「介護経営学」の定義は学会で明確にしていく。

理事長は、慶大大学院経営管理研究科教授の田中滋先生。田中先生は、これまでに介護保険立ち上げ時や最初の介護報酬見直し時等に関わっていた。先生は見た目もスマートだし(コレ重要)、かなりのキレ者だから、専門家の中だけで留まらずにぜひとも、どんどん“一般的な”メディアに露出し、意見を発表しまくって欲しいものだ。

それにしても、「介護と経営」関連の学会ってこれまでなかったのか。介護保険スタート時期に出来ていてもおかしくないのに。なお、「学会」なんてものは腐るほどあるので、それ自体には権威はまったくない。
そういえば、各種医学会が認定する「専門医」の実態があまりにおそまつ(つまり、専門医とは到底呼べないレベルの医師が多いということ)なので、今後「入会しただけで(入会金等を払っただけで)」認定するシステムから、ある程度実力を判断した上で認定するシステムに見直されるのだとか。そうでもして自浄能力を高めないと、本当に力のある医師が埋もれてしまう。


ちなみに、代表的な介護関連の学会は次のとおり。

日本介護福祉学会
日本福祉情報学会
日本ケアマネジメント学会
日本デイケア学会

2005年03月22日

呆け老人を抱える家族の会、時代の要請で名称変更か?

「呆け老人を抱える家族の会」 名称変更の検討開始(朝日新聞)
発足時も「『呆け老人』は差別的」などの批判はあったが、家族による介護の過酷さを社会に訴えたい、とあえて会の名称に使ってきた。


あーそういう理由だったのか。
雑誌や新聞で「ぼけ老人」なんて書いたら苦情殺到すること間違いなしなのだが、いまだに日常会話では「うちのおじいちゃん、ぼけちゃってね」など、よく使われる言葉だとは思う。

ぼけ老人とともに―体験と最新情報から知る対応のポイント
呆け老人をかかえる家族の会

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2005年03月21日

男性介護者にも愛の手を……

男性介護者が弱音ははける場を/望月さん(朝日新聞)
表に出ない在宅介護の小さな虐待の解決策を考える事例検討会を始めた。見聞きした事例を話し合ううち、家族の介護を担う男性が予想以上に多いこと、かれらが介護への偏見や男としての「プライド」に苦しみ、自分で自分を追いつめている実態が浮かび上がってきた。

介護保険創立のきっかけの一つにもなった「在宅介護者=女性」という偏見。社会(つまり男性)は介護を女性(嫁など)に押し付け、家という密室に閉じ込めることで、世間には要介護者も介護者もいないかのようにされてきた。それは神隠しみたいなものだったんじゃないかな。

しかし、介護保険や女性の社会進出(や人口減少)などにより、こうした「神隠し」は徐々になくなり、リアルで過酷な「介護の実情や問題」が世間一般に知られるようになってきたわけだ。

そこで、驚き慌てたのが男性だろう。



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2005年02月26日

京都、「さきょう介護者の会」が発足

介護者の会、27日に発足 左京の福祉関係者ら(京都新聞)
会では、交流会を月1回開くほか、ニュースを定期的に発行するなど、情報交換することで、介護者が地域で孤立することを防ぐのが狙い。

こういった介護者のネットワーク作りは、自治体や社会福祉協議会の重要な仕事です。
介護者の悩みや苦労は、同じ介護者が一番理解できます。「つらいのは自分だけじゃない」という気持ちを持つことが、結果的に介護の質を高めることにもつながります。

余談ですが、発足式で講演される浜田きよ子さんの本、以前色々読みました。特に「排泄介護実用百科(ひかりのくに)」は、入門書としてはオススメですよ。
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