介護労働安定センターが2006年に全国1万1627の事務所を対象に実施した「介護労働実態調査」によると、介護労働者の離職率は20.3%、離職率が 30%以上の事業者は4軒に1軒の割合だという。入浴介助など、体力的負担もさることながら、それに見合う報酬がもらえないなどの就労環境の悪さが主因とされている。
出版業界も人の流れが激しいところだが、介護・看護業界も同様、いやそれ以上かもしれない。
離職率の高さは、過酷な労働環境×賃金の安さに起因するが、介護施設などでは経営者の経営方針などによって左右されるだろう。
この記事で紹介されている、エス・エム・エスは、介護労働者と事業者とを結ぶマッチングサイトなどを運営している。
驚いたのが、サイトの多さ。職種・資格などによって13のサイトを用意しているため、介護サービス提供事業者は希望の人材をより探しやすくなる。また労働者側も、自分のスキルをPRしやすくなる。
その結果、採用後のミスマッチの確率が下がるのだろう。
当ブログでもたびたび紹介しているので、全国各地で介護労働者不足が深刻だ。
看護師半数「辞めたい」…県医療労連調査、人手不足が深刻(読売新聞)
看護師の退職率が高い原因については、「仕事が忙しすぎる」「主に勤務時間外に看護研究・勉強会を半強制される」「賃金、手当が安い」「年休や育児・介護休暇などが取りにくい」などの順で多かった。
この記事では看護師の離職率の高さの理由を探っている。
それを見ると、単に仕事の忙しさだけではなく、勉強会など仕事以外の問題、そして休暇の取りにくさといった、広義の労働環境のミスマッチが問題になっている。
介護・看護業界において、事業のコアとなるような人材確保は至上命題といえる。介護保険についても、これまで以上に専門的なスキル・知識を持つスタッフが望まれる。それは、身体拘束や増加する認知症へのケアなど難易度の高いスキルが求められているからだ。



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