都道府県の指導監査により不正が発覚し、2004年度中に指定を取り消された介護保険のサービス提供事業所が81か所(前年度105か所)に上ったことが、厚生労働省のまとめで26日わかった。
といっても、
介護保険制度が始まった2000年度からの5年間では計313か所で、今年3月現在の事業所数(14万1071か所)の0・22%に相当。
なんだけれど。
ほかの業種ならこんなに話題にもならないであろうデータ。しかし、読者が持つ、「ずるをした。しかもすごくせこいずる」への生理的な不快感や、「介護や福祉を食い物にしている業者がいる」という過剰な反応をみごとに煽っている。
とはいえ、件数云々、介護とか福祉とかは置いといても、
介護サービスを提供していないのに、行ったかのように装って報酬を受け取ったり、無資格者がケアプランを作ったりするケースが目立った。サービスの種類別に見ると、訪問介護が31か所、居宅介護支援が25か所、通所介護が7か所の順だった。
という手口、たとえれば居酒屋にいって、頼んでもいないビールを勝手に伝票に書かれては誰だってキれるだろう。
介護系ブログランキング

以前はもっとグレイゾーンだったこともあるのかもしれません。
でも「不正」で、変なところが厳しくなるのは困りもんです。
私の勤務する事業所では2回、市の監査が入りましたが、一度目(2年前)ではすんなり通ったことが前回(半年前)ではチェックの対象に。
例えばヘルパーが記入する「サービス提供記録票」に「草むしり」や「散歩」など、介護保険サービスの範疇ではない内容が書いてあると、それは算定されないので請求の対象とはならず、「不正」な請求とみなされてしまいます。以前はそんなに細かいところまでのチェックはされませんでした。
今問題になっている「院内介助」も、その時間は差し引いて請求しないと「不正」請求。車椅子利用だったり、認知症のため付き添いが必要でも病院内は医療の領域だからという理由。家族がいればともかく、独居の人はどうするんですか。
病院内できめ細かく対応する体制を整えてから言って欲しい。それが現実的には不可能だからヘルパーが付き添う必要があるのに。
待ち時間の請求については、ケアマネがプランに「介助が必要」と位置付けていれば可ということはあるのですが(市や県により見解は微妙に異なる)、診察やリハビリでヘルパーが離れている時間は差し引いて請求しないと「不正」。待っているヘルパーには勿論賃金は支払うのでその時間は事業所の持ち出しとなります。
やはり給付額の全体が予想を大幅に上回ったために、慌てて「原則」を全面に打ち出し、少しでも抑えようという背景があるのでしょう。
勿論ヘルパーが訪問していないのに請求するなど「明らかな不正」は許されないこと。指定取り消しされて当然ですが。
コメントありがとうございます。
少数が起こした事件で、全体を語られるのも勘弁してよ、って感じですが、やはりそう観られちゃうのも事実なんでしょうか。
yayoiさん
貴重なコメントありがとうございます。
うーむ、やはりyayoiさんのような現場を熟知した方のコメントを見るにつけ、私なんかが介護のことを語ってよいものかと思ってしまいます。
いただいたコメントのようなことは、部外者ではまったく知りえないことですし。
私は業界誌記者のころ(期間はわずかでしたが)でさえ、そうした現実をちょろっと見ただけですし、現在はまったく違う分野のテーマを扱っています。そのため、どうしたって、日本介護新聞のエントリーは机上の空論になってしまいますが、あまりに現実とかけ離れたときには、どうぞどうぞ、叱咤していただければ幸いです。
次回の予約ケアマネに連絡してください。そうすれば安心して独居のじじばばさん負担も少なく通院できます。この言葉言えるといいんだけど、大病院のソーシャルワーカーさんは、うちらケアマネの営業相手でもありますものね。そんなこと言うもんならご紹介願えませんかしらね・・・少々ひねくれ者のかきこでごめんなさい。