コムスンの巨額不正受給事件が明るみになって約1年が経った。懸念されていた介護サービス利用者とスタッフの受け皿は、先月ようやく決まった。
日本介護新聞でも、東京都によるコムスンへの立ち入り検査を報じた読売新聞の記事を紹介。
当時はコムスン側が強硬に報道内容を虚偽と発表していたため当ブログでも、場合によってはコムスンが読売新聞に対し、法的措置を取るか!?と書いた。
しかし実際は報道どおり、コムスンは東京都に立ち入り検査されており、その後の不正受給云々についてはご存知のとおりだ。
ちなみに、コムスンは読売新聞に対して正式に謝罪したという。
介護業界の巨人として君臨してきたコムスンだが、蓋を空けてみると、実態は税金や保険料をネコババしていた悪質企業だった。
この問題については、マスコミや専門家、そして世論もまだ「清算」しきれていない部分がある。わたしもまだこの問題について、頭のなかでまとめきれていないのが正直なところだ。
事業譲渡がひと段落したときぐらいに「コムスン問題」とはなんだったのか、ということを考えてみたい。
介護保険がスタートする直前、全国の市町村はコムスンやニチイ学館など全国へ展開する企業に対してはやはり期待していたと思う。
介護サービス事業者が選べるのがウリの介護保険だが、地方では地元の社会福祉法人や医療法人ぐらいしかサービスは提供してくれない。
そこへコムスンなど大手企業が参入していったことから、「うちにもコムスンさんがきてくれたので面子が保たれたよ」なんて語る人もいたほどだ。
「詐欺でもしなきゃ儲からない」と囁かれる介護業界。
曲りなりにも成功モデルだった企業は倒れ、そのほかの企業も虚偽申請などをしている介護業界はこの先どうなるのか。
結局、公的資金を大量投入してしまうことになるのか。
介護職と事業者側、利用者やその家族双方のモラルハザードは悪化しているが歯止めはきかないのだろうか。
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2007年09月08日
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昨日、GT社というところが新しくオープンさせる「高齢者マンション」の内覧会に行ってきました。
住居というよりはまさしく施設でした。
しかも質の低い…
社長さんはしきりに「金儲けでやっているのではない」と言っていましたが、
それを聞けば聞くほど「福祉は金蔓」と言っているように聞こえてくるのが不思議でした。
自分たちはこうならないようにしなくては…と肝に銘じて帰ってまいりました。
コメントありがとうございます。
>ページが復活されたようで嬉しく思います。
恐縮です。最近、黙ってはいられない事件・事故が続いていたもので。。仕事の合間を縫って更新していきます。とりあえず平日は記事のクリッピングが中心になりますが、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
>社長さんはしきりに「金儲けでやっているのではない」と言っていましたが、
どうしてその社長さんは、金儲けじゃないなんて言ったのでしょうね。余計に怪しい……。
わたしは、「これだけの介護・施設を維持・発展させるためには安定した経営力が必要。そのためにコレだけの入居費用がかかります、という回答でいいのだと思うのですが」。
介護業界はビジネスとして成立させることはとても重要だと考えています。質の高いヒトやカネが流れる魅力的な業界に成長していって欲しいなあと思います。それがそもそも介護保険の理念だとも考えています。ただ、最近の大企業による不正受給などを見ていると、介護保険の“お題目”はやっぱり絵に描いた餅だったんじゃないか?と不安になってきます……。