「われわれのビジネスの醍醐味(だいごみ)は、『100円で仕入れたから300円で売る』ではなく、『280円で売りたい』と決めたら、あらゆる努力をして、それを実現すること。このノウハウは、2015年には市場が成熟期に入る介護でも、生きる」
腕の見せどころは、施設の家賃や食費の値付け。「年金から、介護の自己負担分を引いても、お小遣いが残る価格」を出発点に、土地所有者と交渉。入居一時金350万円、家賃は食費込みで月11万5000円を実現した介護マンションを、10月に大阪・岸和田にオープンさせる。
記事を読んでゾクゾクした。基本的に朝日新聞の「be」は、記事広告に近いちょっと提灯っぽい記事が多く、今回の記事も多少そんな感じはするのだが、それを差し引いても東証一部上場企業ワタミの介護業界参入には期待したい。
以前から繰り返し書いているが、とにかく介護業界には、「旗手(リーダー)」的存在の企業がないことが問題。期待のニチイ学館はもうだめだし、グッドウィルはかつてのような活気はない。やさしい手は、社長のワンマンぶりが社員などから悪評極まりないし、労働環境もよくないという。
ワタミは、その点シビアながらも外食産業で得た徹底的な(いや本当に徹底的な)サービス精神と卓越した経営ノウハウを持っている。介護業界でちまちませこせこしていた介護事業者とは訳が違うのである。
介護業界に、こうした東証一部上場企業(つまり株主などに対する経営的責任が強く、いい加減なことは容易にできないということ)がどんどん参入してきてほしい。そうすれば、これまでのように行政などによる勝手な法改正にも文句がいえるようになるだろうし、汚らしいやくざ的学者や業界誌、介護事業者を駆逐することもできるだろう。
なにより、介護職たちにも労働の機会が広がり、結果的に利用者への介護の質が高まることが期待できる。
まだまだ介護ビジネスは始まったばかり。今後もウォッチしていきたい。

もらえる年金額の範囲内で、というところがミソですが、そのもらえる額が減り続ける一方ですから、どうなるでしょうか。お手並み拝見です。
介護分野ははたしてビジネスとして旨味があるのでしょうか?よくわかりませんが、これだけいろいろ参入してくるということは、単に未開拓というだけでない何か旨味があるんでしょうかね。
ただ、モノではなく人の命を預かる重さだけはしっかり肝に銘じていただきたいですね。
ご返事が遅くなってスミマセン。
>介護分野ははたしてビジネスとして旨味があるのでしょうか?
福祉機器分野は確実に市場は拡大されています(介護保険適用外の機器も含む)。
が、介護サービス分野はどうなんでしょうね。
ただ、ここ1、2年は一般大手企業も介護関連商品を出したり、サービスを提供し始めているので、今後に期待、という感じでしょうか。
介護や福祉が注目される以前からこつこつ福祉用具を作ってきた中小企業とかは、そのうち大手企業に買収されたりするのかなあ、と個人的に思っています。
先日、わたみさんが、ラジオに登場して「介護は食だ」と言ってたのが印象的だった。
介護業界のリーディングカンパニーとしてがんばってください。
デイサービスケアワーカー さきちゃんより
また来たくなるデイサービスを目指しています。
「いまどきの高齢者事情」を毎日更新しています。
http://pojikaigo.jugem.jp
>わたみさんの施設入所費のモットー「介護費用を差し引いてもお子小遣いが、残る価格」は、すごく、よい観点ですね。
まったくそのとおりです。そして、これはワタミ社長の考え・コメント全体にいえることですが、
(1)方針が首尾一貫している
(2)その方針を、一般的な、わかりやすい言葉で説明している
(3)方針全体に「生活感」を感じる
という点が優れていると思います。
詳しくはまた機会があれば語りたいと思いますが、これってシビアな外食業界を生き残る上で、あたりまえにしてかつ、絶対条件な部分なんですよね。
こういう凄腕がどんどん介護業界に参入し、福祉時代の余韻残るw、押付け型の介護サービス事業者を追い出して欲しいものです。
これはマズイです。
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