4月30日のエントリでも取り上げた40歳〜64歳までの末期ガン患者への介護保険適用が決まった。
介護保険:すべての末期がんが対象 厚労省令を改正へ(毎日新聞)
末期がん患者の場合、ターミナルケア(末期医療)の一環として自宅療養を選択する人が少なくなく、自宅で死亡する40〜64歳の末期がん患者は年間約2000人。入院している場合は3割などの一部負担で看護師らによる身体介護を受けられるが、自宅療養の場合はヘルパーに介護を依頼すれば、費用が全額自己負担となり、著しい負担増になる。
糖尿病や脳卒中などの生活習慣病はすでに介護保険適用だったこともあり、かねてよりガン患者への介護保険適用が叫ばれていたようだ。
今回の改正を機に、より一層「介護保険を利用するにふさわしい状態像」を見直す動きが出てくるのではないか。

終末医療に介護保険が適用されることは良いことだと思います。
ただ、そこに掛かる医療費や介護費用などを、介護保険と医療保険をどのように組み合わせるか、実際の運用は、非常に難しいと思われます。
一歩前進というところでしょうか。
今回の決定に対して両手を広げて「よかったね」ではすまないような諸問題を抱えることになりはしないか、ちょっと心配です。
そもそも「末期がん」の定義は医師により見解が異なり、1%の望みにかけて衰弱しながらも治療を継続している患者さんや、40歳未満の末期がんの患者さん、介護保険では認定されていない難病の患者さん等に対して「ここまで」といって線引きすることが妥当なのかどうか。
将来的には介護保険創設当初の理念をもっと広義に捉えて「介護全般」として考えることが必要かもしれませんね。ただし財源をどうするのかという重大な課題も抱えることになりますが・・。
こちらからもTBさせていただきます。
コメントありがとうございます。
>ただ、そこに掛かる医療費や介護費用などを、介護保険と医療保険をどのように組み合わせるか、実際の運用は、非常に難しいと思われます。
あーそうですよね。そこまで考え及びませんでした。
やはり立ちふさがるのは医療と介護の間にある壁ですか。柔軟に運用されることを期待したいです。
ns55さん
むむむ。考えさせられるコメントありがとうございます。やはり介護保険の肝って「認定」なんでしょうね。利用者と家族本位でサービスを利用するしないが決められたらよいのですが、それでは財政的に持ちませんし……。なんとも難しい問題です。