特集のタイトル
『報道ステーション これでいいのか介護保険!!怒りの告発第2弾熱がないのに水枕使い歩けるのに寝たきり…追及!!給付金を食い物にする悪徳業者の手口』
ちなみにこれは以前放送された「これでいいのか介護保険@ 〜激増する不正請求〜」の第二弾。
テーマは「要介護認定の不正」。
利用者の要介護度が上がるよう操作し、騙し取る業者がはびこっているのだという。
最初に、過去に要介護認定調査が不正に偽装工作されたという栃木県のとある特別養護老人ホームを取材している。
要介護認定の偽装工作の結果、理事長などが逮捕された。
特養老人ホームを社会福祉法人「現成会」(栃木県真岡市)の運営資金が不正に流用された問題で,栃木県警捜査二課と真岡署は五日,業務上横領の疑いで同会前理事長、吉村昭三(74)=埼玉県飯能市=と、女婿で同会元事業部長、長棹友一(48)=同=の両容疑者を逮捕した。ニュース元の元は日経新聞記事。引用元はこちら
当時、どのような不正が行われたか。
元施設長を取材するもコメント拒否。
不正を調査した栃木県を取材したところ、この不正は元職員の告発によって発覚したことがわかった。そこで、元職員を取材する。
元職員のコメント
「要介護の軽い方を重く見せれば、介護報酬を多く受け取る。そういう偽装工作が行われていた」
具体的にどのような不正が行われたのか。
「自分で歩けるのに杖を隠して車椅子を置くとか。歩けないかのように」
「熱がない方にも水枕をおいて。ちょっと熱が……」
「立って歩ける人も寝たきりのようにさせた」
利用者には、「認定レベルが下がると施設に残れない」と脅したのだという。
その結果、ある利用者は要介護認定1から要介護4にまで上がった。
そして、施設側は毎月15万円の介護報酬を不正に受け取っていたのだという。
このような偽装工作について元職員は、
「これでは介護保険がおかしくなる」
と苦しげに語った。
ちなみに、この特別養護老人ホームでは現在、不正は行われていないという。
「しかし」と介護問題に詳しいジャーナリスト山田正和氏は語る。
「ほかにも多くの施設で行われている。暗黙の了解です」
実態はどうなっているのだろう。
要介護認定の偽装工作は、この手口だけではない。
もう一つの手口がある。
それはケアマネジャーによる要介護認定の偽装工作だ。
番組では、現役ケアマネジャーが偽装工作の手口について、取材に応じている。
そのケアマネのコメント
「みんな悪いとわかっていてそのことをしている」
さて、「そのこと」とは一体何だろう。
「利用者側の回答(要介護認定調査時の利用者アンケート)
回答を改ざんし、レベルがあがるよう虚偽の報告書を作成した」
なぜそのようなことをするのだろうか。
ケアマネは語る。
「事業者から『そういう風にしろ』ということでやらされていた」
「職員として給料をもらっている限り、事業者の方針には逆らえないんです」
「介護度が上がれば上がるほど、サービスをいっぱい(ケアプランに)入れ込んで
(事業者の)収入を増やすことができる」
具体的にどのようなことをしたのだろうか。
ケアマネ曰く、
「歩いて外出していけるのに、電動車椅子を押しつけることがある」
そういった不正に対し、ケアマネが事業者側に反対しようものなら、
「どんなことをしてでも会社に貢献する計画を立ててもらわないと困る」
といわれるのだという。
番組では、ケアマネの「フリーランス(独立系)」と事業者に所属している比率データが紹介された。それによると、独立系、事業者所属系半々の割合だ。
番組では、「どうして独立系ケアマネが増えないのか」と疑問を投げかけている。
それを調べるため、独立系ケアマネの仕事ぶりが取材されていた。
その独立系ケアマネ(男性)は、朝4時におきて4時間事務仕事をするのだという。
パソコンで事務処理をこなした後、利用者を訪問する。テロップでは利用者を80数名抱えているという。そして、テロップに「月に1度訪問しなくてはならない」と表示される。
施設や家庭で、利用者や家族とケアプランなどについて話し合うシーンが登場する。
利用者にやさしく声をかける独立系ケアマネ。かなり多忙そうな印象を受けるシーンだ。
これらの仕事をこなして、手取りは30万円を切るという。
事業所に所属していたときより収入が7割になったという。
収入が少ないのも独立系ケアマネが増えない理由なのだという。
こういった現状を紹介した後、
古館曰く、「(独立系ケアマネの)高橋さんの仕事ぶりを見ると、みんなが悪いことをしていないというのははっきりわかります。しかし、正直ものがバカをみますよね」
「介護保険というのは金になるということで、業者がわーと入ったけれど、金にならないからと引いたとこもあるし、ずるをしている」
そして朝日新聞の加藤論説委員は、
「今まさに改革しようとしていますが、(介護保険が)長持ちするように、見えてきた穴とかゆがみとか、こういう不正を穴埋めしていって制度が長持ちするようにしたいですよね」
「団塊の世代が利用するようになるわけですから、制度がつぶれないようにしないと」
以上が番組をざっとまとめたもの。
部分的に抜けていたり、コメント内容が若干異なっているかもしれない。
その点、ご容赦ください。
が、内容はほぼこの通りだと思う。
事業者に所属するケアマネによる不正がはびこっているといわれている現状、こうしてニュース番組に取り上げられることはよいことだと思う。
これではすべての施設や事業者が不正しているように思われる!と嘆く人もいるかもしれないが、それはどのような報道でも同じだ。破戒僧が少女にわいせつ行為を働けば、すべての宗教団体がそのようなことをしているように思われるし、若者が犯罪を犯せば、「今の若いものは……」といわれる。
それはしょうがないことだと思う。
しかし、事業系ケアマネのある程度の現実や独立系ケアマネの(というか、ケアマネ自体の)大変さもある程度伝わっただろう。まあ、本当なら独立系ケアマネだろうが、ほとんどは月1度の訪問を電話などで済ませているという現実を紹介してもよかったんじゃないかと思うけれど。
年金などと一緒に、今後も介護保険は世間の厳しい目にさらされることは間違いない。
不正が起きてしまうような構造を今回の介護保険改革で取り払ってもらえればと思うが……。
とにかく、利用者の家族としては、今一度ケアプランを見直し、場合によってはケアマネジャーと会わないといけない。家族(祖母)については、おいおいご紹介していきたいと思う。

申し訳ありません。エントリ引用させていただきました。一報もせずに本当に申し訳ありません。即刻削除いたします。
重ねてお詫びいたします。
コメント・ご対応ありがとうございます。
こんな駄文なので、どんどん引用していただきたいところなのですが、逆にこちらが貴ブログのエントリを無断引用したとユーザーに誤解されないかなあと思い、ご連絡させていただきました。
かえってお手数おかけして申し訳なかったです。
マナーを守らなかったのは小生の方なのに、お気遣いいただいて申し訳ありません。
そこで、恥ずかしながらあつかましいと知りつつ、改めてお願いしたいのですが、貴ブログのエントリを引用させていただいた事を明記し、修正したうえで、昨日のエントリを掲載させていただいてもよろしいでしょうか?
小生にはここまでわかり易くまとめる事ができなかったので、是非お願いしたいのです。
今回、ご迷惑承知で連絡いたしました。
お返事いただければ幸いです。
コメントありがとうございます。
テレビを観ながら同時にタイピングしたので、文章的にめちゃくちゃではありますが、お役に立てるようでしたら、ぜひ引用なりなんなりとご利用ください。
あ、最初にいただいたTBは削除いたします。
それでは今後もどうぞよろしくお願いいたします〜。