老後の暮らしを歓楽街で!?―。約百件の飲食店が軒を連ねる福岡県筑豊地区最大の歓楽街、飯塚市吉原町に四月一日、介護付き有料老人ホームがオープンする。昨年十一月までビジネスホテルだった建物を改装。客室がお年寄りの入居施設に生まれ変わる。周囲には居酒屋やスナック、フィリピンパブなどが並び、窓から夜のネオン街が一望できる立地。同県高齢者福祉課は「歓楽街の真ん中の老人ホームとは聞いたこともない」と全国でも珍しい試みに驚いている。
歓楽街は交通の便もよく、また市街地の中心であることから医療機関など重要施設とも近接していることが多い。このケースはまさにそうで、地の利を生かしたリユース事例だろう。
歓楽街に施設があれば、気軽に入所者(高齢者)を見舞いにもいけるだろう。
山奥にある施設はそれはそれでいいんだけれど、私がもし入所するのなら、山奥などではなく歓楽街がいいな。生まれも育ちも歓楽街だったから、静かな場所はかえって落ち着かない。適度な喧騒に身を置くほうがリラックスできる。
このような、「介護施設は郊外に」といった従来のイメージに縛られない新しいサービスのカタチがどんどん生まれて欲しい。サービスの多様化は市場を活性化させるからだ。
