今回の事件、特に読売新聞が力を入れて報道しているように思える。
[解説]長崎・グループホーム火災の教訓(読売新聞)
今回の火災は、夜勤時は1人になるなど、職員が少ない小規模施設の安全対策の手薄さを露呈した。職員数の増加は介護費用や入所者の負担増につながるために難しく、火災などが起きた場合、入居者をいかに早く避難させるかの問題を提起した。(中略)
こぶし園では、普段から町内会との交流を重ね、施設にはどんなお年寄りが何人いるのかなどを知ってもらうようにしている。この努力が実って、一昨年の新潟県中越地震の際には、発生直後に近所の人々が駆けつけてくれた。
また、今後の法整備の動きも紹介。
総務省消防庁は10日、グループホームなどの防火安全対策の検討会の設置を決めた。スプリンクラーの設置義務化などが検討される。ホームに過度の負担を強いない配慮は必要だが、安くて簡易型の自動消火装置を自主的に付けている施設もあり、そうした試みは参考にすべきだろう。
そのほか、全国各地のグループホーム点検の動きも追ってみた。
グループホーム点検 長崎の火災死亡事故受け 四日市市消防本部(読売新聞)
職員の勤務状況や夜間の火災発生時の対応などについて聞き取りを行った。
災害対策の徹底通知 長崎火災受け県福祉保健部(琉球新報)
夜間は夜勤職員一人がほとんどといい、「夜間の火事となると、認知症や寝たきりの高齢者もおり、対応が大変なところもある。いざという時の知識、訓練も必要だが、地域との連携も重要。地域の理解もお願いしていきたい」と万が一の際の地域の協力が不可欠と訴えた。
長崎の施設火災受け、グループホーム査察 倉吉(日本海新聞)
山内署長は「半数が自力避難できない中で火災時にどう避難するか。訓練の実施や近所の人との連携を深めるなどして、火災時の対応を考えることが被害を防ぐ上で大切になってくる」と話していた。
予防徹底呼びかけ施設査察 長崎のホーム火災受け山城の消防署(京都新聞)
同園は「これまで日中の避難訓練はしてきたが、今後は夜間の火災を想定した訓練も考えないと」と話していた。
色々と、予防策の「種」が見えたような気がする。
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私もグループホームに勤務しているので、本当に今回の事件は、ぞっとしました。
事件の翌日には防火訓練をし、消防署の検査も入りました。コスト面などで、夜勤者2名の設置はどこも難しいのが現状で、一人で夜勤をしていると、本当に怖いのが現実です。
夜勤者を増やすことができれば、もちろんいいのですが、その条件が整備されるまでの間にも、いつ起こるかわからない火事や地震などに備えて、できるかぎりの防災対策を考えなければいけないと気持ちを新たにしました。
はじめまして、コメントありがとうございます。
もう色々ありますが、とにかく「コスト」だと思います。よくいわれるように、安全はただでは手に入らないのです。
そのあたりをもっと声高に訴えてくれる人がいないものかと思います。
消防庁のスプリンクラーなどの話は、大規模施設であれば当たり前だが、小規模施設に形式的な措置を当てはめるのは安易な保身以外のなにものでもない。
長崎の場合は、消防への連絡が遅れたたり近所に民家がなかったり消火栓が遠かったりと、日頃の準備や立地などの問題もあったようだ。
各省庁が自分のルールを振り回すのではなく、高齢化社会に向け、どのような介護施設が可能なのかを真剣に考え、建設を促進すべきではないか。
いかな理由であっても結果このような悲劇が繰り返されてはならないと思います。
介護報酬や制度のせいにするだけでなく、緊急時のマニュアル化の徹底やあらゆる場面を予想し、リスクを管理することが重要と考えます。
スプリンクラーは無理でも火災警報器の設置ぐらいならコストもそれほどかかりません。日ごろから訓練を行い各職員がその場で何をすべきかを考えておくだけでも効果はあると思います。