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2006年09月25日

愛知県で介護ボランティア車を駐禁対象外に

路上駐車取り締まり 介護奉仕車対象外に(中日新聞)
これまで福祉関係の車で駐車が許可されていたのは、介護保険法に基づいて自治体や施設の職員らが介護、調査で訪問する時に限られていた。県警交通規制課によると「ボランティアを許可対象にするのは全国的にも珍しい」という。

 今回から許可対象となるのは、介護が必要な人や歩行困難なお年寄り、身体障害者の自宅前での送り迎えや食事の配達をする車。福祉関係以外ではプロパンガスの集配で使う車についても許可する。

とりあえずクリッピング。
こういう先駆的事例を手軽に残しておけるのがWebのよさですなあ。

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編集人 by バジリコ at 02:47 | Comment(4) | TrackBack(0) | 地方自治体の取り組み

介護市場は労働不足 どうするの団塊の世代たちよ

高齢者介護 人手不足…仕事キツイ、給料安い(読売新聞)
厚生労働省によると、05年のフルタイム労働者の平均時給額は、施設介護職員が1210円、ホームヘルパーは1142円で、全産業平均(1830円)より低い。一方、パートタイムで働くホームヘルパーの平均時給額は1329円と低くはないが、移動や待機時間は賃金が支払われないケースが多く、実際は1000円程度と言われている。
 「介護労働安定センター」の調査(05年)によると、ホームヘルパーの5割が腰痛を抱え、3割弱はコルセットを使用。施設職員の9割弱は夜勤時などに強いストレスを感じている。こうした現状に都内の訪問介護事業所の人事担当者は、「責任は重いのに時給はファストフード店のアルバイトとほとんど変わらない」と嘆く。
 介護分野の離職率も20・2%と、全産業平均(17・5%)より高い。「この分野は最近まで就職難の受け皿だった。景気が良くなり、福祉なら就職できると考えていた人が他産業に転職している」とハローワーク池袋の担当者は話す。

私のいる出版業界も、賃金安いし(時給換算なんてしようものなら大変なことになるw)、きついんだが、介護市場も劣悪だ。
記事にもあるとおり、きついわ、賃金安いわ、何か事件があるとすぐに叩かれるわ、という状況が変わらない以上、労働者確保は難しいだろう。
個人的にフィリピン人介護士の受け入れは賛成だが、それによって労働環境の改善ということが棚上げされてはいかんと思う(しかし、各国で活躍するフィリピン人のほうが労働環境にシビアなはずで、彼らによって改善が加速する可能性もある)。

 ただし、賃金アップは介護報酬引き上げと、それに伴う介護保険料の増額につながる。日本ホームヘルパー協会会長で、第一福祉大の因(いん)利恵・助教授(介護福祉学)は「高齢者の心身の状態をチェックする役割を担う介護の仕事は、誰にでもできる単純労働ではない。質の高い介護を受けるためには、保険料や税金がかかることを国民に理解してもらわないと」と強調する。

突き詰めるところ、結局は、介護職の専門性をいかに保ち、向上させ、そして(これがもっとも重要)、世間に周知させられるかが大事。
ただ、生かすための介護ではなく、より快適に過ごせるような質の高い介護ができるのはプロだけのはず。
その点をもっとアピールして欲しいのだが。
でも、質を高めるには最低限の人員と給与が必要で、人員を確保するには労働環境を整えて・・・とスパイラルするわけだ。
しかし、これ以上、介護保険料が高くなると、そもそも介護保険の構造自体を疑問視する声が高まるだろう(今も十分挙がっているけどね)。
間接税や徴収対象者拡大、なんて話がいよいよ再燃するかも。

<追加>
介護士養成校が募集停止  定員割れ続出で(岩手日報)
高齢者や障害者の介護を担う介護福祉士を養成する専門学校などで学生募集を取りやめるところが出始めている。高齢化による介護需要増を当て込んだとみられる養成課程(学科)や定員の増加に対して、応募者が足りず定員割れが続出しているためだが、背景には、労働実態に見合った収入が得られないなど若者の介護職離れがある。国は将来、ホームヘルパー資格を介護福祉士に統一する方針を示しており、定員割れで介護職不足の懸念も出てきた。

こちらのほうが悪いニュース。




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編集人 by バジリコ at 02:33 | Comment(0) | TrackBack(2) | 介護保険制度

2006年09月21日

リフォーム業界が悪質業者名を公開

<悪質リフォーム>業界団体がネットで業者名公表決める(毎日新聞)
協会によると、消費生活センターや協会などに繰り返し苦情や被害が報告された業者に対し、協会が業務改善を申し入れ、一定期間たっても応じない場合、HPと刊行物に業者名を掲載する。また、協会の調査で顧客の信用獲得を狙って1級建築士の名義を借りて営業する業者が判明すれば同様の方法で公表する。

ご存知のとおり、認知症高齢者などを食い物にした悪質リフォームが絶えない。しかもそこに消費者金融などがからむと本当に地獄。
その状態に業を煮やした業界団体が、悪質リフォーム業者の業者名をネットで公開することにしたという。

自浄力はどれだけ働くか。期待をこめつつ、今後を見守りたい。

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2006年09月14日

各紙はどう見る?フィリピン人受け入れ

引き続き、フィリピン人看護師・介護福祉士受け入れについて。
【主張】看護師受け入れ 労働市場開放のモデルに(産経新聞)
厚労省や看護業界では当初、外国人看護師などの受け入れは、言葉の壁による事故や、日本の看護労働市場の圧迫につながると反対だったが、「日本の看護師不足は深刻」(全日本病院協会)とする病院側や経済界の要請もあり、日本看護協会などが示した厳しい条件のもとで受け入れた。

昨日も紹介したが、日本看護協会のかなり厳しい条件はあるものの、今回の受け入れが具体化したことはとても評価したい。
個人的な考えとしては、この産経新聞の論説がもっとも現実的で受け入れやすいものだ。
しかし、フィリピン側は日本看護協会の条件に難色を示している。
日本政府が協定の署名を受け、2年間で比人看護師・介護福祉士合わせて1000人を受け入れる方針を発表したことについて、次官は「フィリピンは日本の医療現場の需要を満たせないだろう」と述べ、実際の就労者数は日本の設定枠を下回るとの見通しを示した。日本での就労前に無給で6カ月間の語学研修を義務付けられていることが理由だと説明した。日経新聞


一応申し上げておくと、昨日紹介した日本看護協会の主張は、その対応の迅速さやいうべきことを強固に言い放つ力量?は認めつつも、やはり私としては時代に合わない部分が多々あると思っている。
しかし、産経新聞の記事にもあるように、
ただ、日本の看護師の大病院への集中、昨年で約12%という看護師離職率の高さ(日本看護協会調べ)、55万人にも上る働いていない潜在看護職員数(厚労省調べ)など、看護師不足の原因問題に取り組むことも重要だ。

この問題を棚上げするのもおかしいといえるだろう。

新聞各紙の中で、論説をぶち上げているものを紹介しよう。
比に労働市場開放 受け入れ環境整えたい(中国新聞)
 EPAは世界各国が現在締結を進める自由貿易協定(FTA)より、幅広い内容を含む。貿易だけでなく金融、サービス、ヒトの移動など広範な分野で連携する。
 日本はアジアで存在感を増す中国に対抗、東南アジア諸国などとのEPA締結を急いでいる。そのためにも労働市場開放への取り組みは不可欠になる。

フィリピンと日本との思惑のずれを指摘しつつ、いわゆるリージョナリズムの視点に立ったとき、今回の労働市場開放の取り組みは必要不可欠だと述べている。
また、フィリピン人の受け入れの懸念項目として、犯罪の多発が挙げられているが、これは今回に限ったことではない。というか、今後間違いなく、外国人労働者が増えるわけだから、その対策をいつするかというのが論点。
今回を機に、本格的な対策を行えばいいのだ。
受け入れ後が整ってない 労働市場開放(西日本新聞)
同時に医療・介護の職場環境の改善、国内人材の育成や活用を図り、外国人労働者依存とならないようにバランスをとっていくことも必要だ。
 というのも、日本では、なし崩し的に外国人労働者を受け入れて、労働コストを抑えてきたともいえるからだ。

受け入れの是非は述べつつ、日本人・外国人の労働環境を見直す・整えることが大事である、と語っている。
これはなるほど、と思える主張だ。

たしかに、いくら労働市場開放といっても、受け入れ条件が厳しい上に、労働条件、環境が整っていなければ、諸外国への派遣実績が豊富なフィリピンにそっぽを向かれてしまう。そのことがひいては、将来的な人手不足解消の道筋を遠のかせてしまうことになってしまうはずだ。

今回の問題を通して、日本の介護師や介護職の労働実情の改善につながることを期待したい。私は今年30歳になるが、自分の老後を考えても、今回の取り組みは成功してもらいたいと思う。

もし失敗してしまい、諸外国から人材が来日しなくなった場合、残りの手段は介護ロボットしかなくなってしまうではないか(笑)。

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編集人 by バジリコ at 02:17 | Comment(1) | TrackBack(1) | 介護保険制度

2006年09月13日

日本看護協会、さっそくフィリピン人受け入れに物申す

日本看護協会「安易な外国人看護師受け入れに反対」(日経新聞)
日本看護協会は12日、「自国の看護師不足を解消するために安易に外国人看護師を受け入れるべきではない」とする声明を発表した。

きた!w さすが日本屈指の圧力団体(いい意味でね)。こういう迅速な対応は、介護関係職の団体も見習うべきだ。歴史と人材の層が違う。

ちなみに、日本介護福祉士会のHPを見ると、
フィリピンのフィの字もなかった。


早速、日本看護協会のHPにもリリースが掲載されている。
日比EPA(経済連携協定)フィリピン人看護師の受け入れに関する日本看護協会の見解(PDFファイル)
見解の骨子は次のとおり。
1.医療・看護の質を確保するためのフィリピン人看護師受け入れ4 条件
@日本の看護師国家試験を受験して看護師免許を取得すること
A安全な看護ケアが実施できるだけの日本語の能力を有すること
B日本で就業する場合には日本人看護師と同等以上の条件で雇用されること
C看護師免許の相互承認は認めないこと
2.フィリピン人看護師の受け入れは、日本の看護師不足を解消するためではなくあくまでも2 国間の貿易交渉の問題である
3.フィリピン人看護師に対する職場環境の整備・支援が重要である
■ 日本語研修機関や職業斡旋機関の公的機関への一元化
■ 労働条件・環境整備、日本での生活の相談や支援など

1は、アメとムチという感じでさすがだ。
2は、少し首をかしげたくなる部分。
3については、看護協会として当然入れておかなければならない項目だろう。

日本看護協会も、くれぐれも「抵抗勢力」とされぬようお気をつけください。あ。もうそういう点は大丈夫になるのかな。


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2006年09月12日

フィリピンから介護福祉士ら1000人来日

フィリピンから看護師ら1000人受け入れ(日刊スポーツ)
日本とフィリピンの経済連携協定(EPA)締結で労働市場の一部開放が決定したのを受け、厚生労働省は11日、当初2年間でフィリピン人の看護師志望者400人、介護福祉士志望者600人の計1000人を上限として受け入れることを明らかにした。国会承認など日比両国の手続きが順調に進めば、07年度初めにも「第1陣」が来日する運びだ。

昨年3月に、このテーマについて当ブログで紹介した。
フィリピン人ヘルパー、本当にくるの?(日本介護新聞)
その際、フィリピン人の労働事情に詳しい方や介護の専門家などからコメントをいただいた。現在の問題点などを紹介してくださっているので、興味のある方はぜひ一読いただきたい。

さてさて、フィリピン人の介護福祉士志望者の「質」である。
入国には、看護師志望者はフィリピンの看護師資格を持ち、3年間の実務経験が必要。介護福祉士も、母国の看護大学卒業か4年制大卒で介護士研修を修了している必要がある。

いやはや、かなりレベルが高いのではないだろうか。
日本側としては、ハードルを高くし、過剰な労働力の流入を防ごうとしたのだろうか。しかし、フィリピンは世界各地へ看護師・介護士を「輸出」している国。やすやすとクリアする人材が来日するのではないか。

今回の受け入れについて、日本側はさまざまな懸念を抱いている。
治安面などを問題視する声もあるが、下記の官僚のコメントからわかるように国内の労働市場の需給バランスが崩れることへの不安感があるようだ。
同日会見した厚労省の辻哲夫事務次官は、受け入れ枠について「日本の労働市場に悪影響を及ぼさない、現実的に可能で適切な数字とした」と話した。

フィリピン人看護師ら受け入れ、2年間で1千人 EPA(朝日新聞)
しかし、日刊スポーツなどの記事にもあるように、看護師不足はまったなしの状態であり、特に地方では顕著だ。

今後だが、フィリピン以外のアジア諸国での人材輸出の気運が高まるのは確実。
インドネシアも日本に看護師などの受け入れを求め、タイは自国の国家資格を持つ調理師が日本で働く条件の緩和について日本と基本合意した。専門性の低い労働力を含め、日本の労働市場開放を求めるASEAN(東南アジア諸国連合)の声が一段と強まりそうだ

日比経済連携協定、看護師受け入れ数示さず(読売新聞)

今回の受け入れの成否が、大げさにいえば日本の高齢社会、いや労働市場全体の行く末を占いといても過言ではないはず。

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2006年09月11日

京都の介護利用者9割がサービスに満足

介護サービスに88%が「満足」 京都府が利用者調査(京都新聞)
京都府は、京都市を含む府内6市5町の要介護認定者を対象とした介護保険サービス利用者アンケートの結果を発表した。サービス内容に関し、全体の9割近くが「満足」「ほぼ満足」と回答。介護保険制度改正に伴う施設サービス費の見直しは約3割の人が評価した。在宅ケア推進の要望では在宅サービスの質・量の充実や医療との連携、家族介護者への支援を挙げる人が多かった。

1年前に行われた同様の調査結果を、当ブログで紹介していた。
京都の介護保険利用者、9割が満足(日本介護新聞)
昨年も9割の人が介護サービスに満足していたのか。
評価高いなあ。
他県でも同様の調査は実施されているはずだが、どうなっているのだろう。
主要都道府県だけでも見比べてみたいものだ。

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編集人 by バジリコ at 02:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 統計/調査結果

神奈川県の介護施設の4割で身体拘束

『身体拘束』なお4割(東京新聞)
 介護保険施設で原則禁止されている「身体拘束」が、二〇〇五年度に県内の少なくとも二百八十施設で千九百六十三人に対して行われていたことが、県高齢福祉課がまとめた調査報告書で分かった。拘束実施施設は、回答した施設の四割を超え、五年前の調査(87・9%)よりは半減したものの、依然として多くの施設で転倒などの「事故防止」などの理由から、拘束が行われている実態が浮き彫りになった。

現場で賛否両論わかれる「身体拘束」。
私は業界誌記者だった3年前ぐらいから、延々と議論されている。
実際、身体拘束なしでも要介護度5の高齢者を多数介護している施設もある(スタッフ数も充実しているとはいえない程度)。
その一方、安易に身体拘束している施設もある。

今回の調査結果ではほぼすべてのケースで本人か家族に事前説明をしているという。
本人や家族への説明と承諾は、98・2%の施設が実施していると回答。拘束廃止が困難な理由としては「安全のため家族が拘束を希望」が最も多く、「事故が起きた場合、家族の苦情や損害賠償が心配」「職員が少ない」の順だった。


以前、身体拘束についてエントリしたが、そこでも身体拘束せずに介護しているケース、身体拘束した場合の施設運営者などに対する法的責任などを紹介している。興味のある方は一読していただければと思う。
身体拘束をなくす取り組みは、介護の質を高める(日本介護新聞)

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編集人 by バジリコ at 02:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護予防と介護の工夫

2006年09月04日

犬が高齢者を癒す

セラピー犬、足りない 訪問で癒やし 高齢者施設に人気(北海道新聞)
犬との触れ合いで心身を癒やす「ドッグセラピー」の利用が道内でも広がり、高齢者施設などからの引き合いが急増。ドッグセラピーに取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)北海道ボランティアドッグの会(札幌市)では犬不足の事態に陥っている。同会は道内の愛犬家に、セラピー犬養成への協力を呼びかけている。

最近取り上げるニュースが暗いものばかりなので、たまにはこういったものを。

かなりの動物好きの私にとって、なんだかとてもうれしいニュース。
保健所などで処分されるのを待つしかない、捨て犬たちがこうした活動に参加できるといいなあと思うのだが。


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介護職員が利用者の遺言状を作成

介護職員が90歳の利用者の遺言書を作成届け出(サンケイスポーツ)
鹿児島市にある在宅介護支援センター「城山苑」の女性介護職員(45)が、利用者の女性(90)の全財産を自分が受け取る遺言公正証書を作成、届け出ていたことが女性の抗議で2日までにわかった。市は「公正証書の作成は業務と関連がない」と問題視、運営する社会福祉法人城山会に詳しい報告を求めている。

これは安易にどっちがどうだとは言えないだろう。
介護職員は業務を逸脱し、遺言状を書いたのは事実。
ただ、要介護者が他人である介護職員を信頼し、というか好きになり(こういう表現が適切かはわからないが)、「私の全財産をあげるわよ!」といったのかもしれない。
いうまでもないことだが、要介護者からこの手の話があったとしても、介護職は断らなければならないし、第一、真に受けて遺言状を作るなどもってのほかだ。

この報道だけでは、介護職員が勝手に遺言状を作成したのか、要介護高齢者が作成してくれといったものの、変心したのかはわからない。

いずれにしても、こういう面でも介護職は危険な立場にある(いろんな意味で)わけだ。

社会福祉法人「城山会」が運営する在宅介護支援センター「城山苑」を監督する立場にある鹿児島市は次のようにコメントしている。
鹿児島市は「個人的な関係を築いていたとしても問題。事実関係を把握したい」としている。

これは難しい。今回のようなケースに陥る可能性は低くないとはいえ、ヘルパーは利用者と個人的な関係を築くな、というのは建前だが現実は難しいだろう。
特に、腕のいいヘルパーほと利用者に好かれるし、利用者から個人的な関係を求めてくるケースもあるはずだ。私の義祖母が在宅介護を受けていたころ、非常に愛想の悪いヘルパーがおり、そのことに義祖母はいたく腹を立てていた。

遺言状云々の話はおいといて、改めて、介護従事者と利用者との距離感の保ち方の難しさを痛感させられるケースだ。
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編集人 by バジリコ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 介護の事件・事故

介護施設での高齢者虐待の実態を調査

介護施設虐待 調査へ(読売新聞)
介護施設でお年寄りが職員から暴力や暴言を受ける被害が起きているのを受け、厚生労働省は、施設での虐待防止に関する初の調査研究事業に乗り出す。専門家によるプロジェクト委員会を今月スタートさせるほか、先進施設へのヒアリングや全国の介護施設に対する実態調査などを実施。表面化しにくい施設内虐待の根絶を目指す。

介護関連施設における高齢者虐待事件がたびたび報道されるようになった。
こうした報道というのは、時に大きな力を持つ。
施設における虐待事件は介護保険成立以前からあった。
しかし、報道され、社会的関心を集めることで今回のような国の動きにまで発展した(少なくとも後押した)のだと思う。

まあ、コアとなるのは今年4月に施行された高齢者虐待防止法だろう。
これまでに居宅(家庭)での高齢者虐待の実態調査は行われてきた。
今回のような大規模な、介護施設に対する調査は過去にはなかったのではないだろうか。特に、法施行半年後の経過などを確認したうえで、本格的な虐待防止策が検討されるのだろうか。

ちなみに地域包括支援センターに虐待防止の責務があるのだが、実態はどうなのだろう。

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編集人 by バジリコ at 00:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 高齢者虐待